英語コラム

Robin's English

英語の中の外来語

下の各文、色のついている単語の関連性がわかるかな?
実はすべてが英語以外の言語から来ている外来語なんだ。そもそも英語ってのは変わった言語で、その成り立ちからしてドイツ語、ラテン語、ギリシャ語の影響を受けているけれど、さらに他の言語からも言葉を借りてきている。今回はそんな外来語をいくつか具体的に見てみよう。

1 My friend walks around his bungalow in his pyjamas.
友人がバンガローの周りをパジャマ姿で歩いている。
2 He likes going to the theatre for the matinee performance.
彼はシアターマチネ公演に行くのが好きだ。
3 His hobbies include karate and origami.
彼はカラテオリガミも趣味にしている。

1. bungalow, pyjamas

「バンガロー」(平屋の住宅)と「パジャマ」(寝間着)は両方ともインドから来た言葉だね。インドは長期間にわたって大英帝国の一部だったのは有名な話。その間、インドに渡った英国生まれの商人や兵士の会話には、次第にその地域の言葉が混ざるようになっていった。彼らはインド発祥の単語を本土に持ち帰り、その一部は一般の人々にも浸透していったというわけ。言い表すのに丁度良い英単語が存在しなかったか、もしくはインド生まれの単語の方が当時使われてた英単語より響きが良かったんだろうね。

2. theatre, matinee

「シアター」(劇場)と「マチネ」(午後に行われる公演)、これらはフランス生まれの単語。外来語はフランス語源のものが格段に多い。2国間に数多くの戦争と交易をもたらした地理的な近さと、両方の言葉がラテン語を下敷きにしているという事実がその理由だ。英語圏の人間から見て、多くのフランス語の単語って何となく意味がつかめるものだったんだね。これは「False Friend」、つまり似た響き、綴りなのに意味が異なる単語を混同する原因にもなってしまったんだけど……。例えば「Matin」とはフランス語では「朝」という意味なのに、英語の「Matinee」は「午後の劇場公演」になってしまったんだ。

3. karate, origami

最後は日本発の単語。19世紀に交易と共に海を越えてきた「オリガミ」と「カラテ」、残念ながら発音は輸入されなかった。僕ら英国人は、英単語にある綴りを参考にして発音する傾向があって、外来語の発音はかなり苦手なんだ。「SUMO(相撲)」が良い例だ。英語では「SU」、「MO」を分けてしっかり発音するよね。僕が日本で英語を教えていた頃、生徒たちに国技の話をしようとして「スーモゥ」と言ったことがある。でも生徒たちには僕が何を言ってるんだか理解できない。5、6回繰り返したけど進展はなく、しまいには立ち合いの真似事まで披露した挙句、大声で「スーゥーモゥ!!」と叫んだんだ。やっと気付いた日本人教師がクラスに向かって慌てて「スモー」と一言。そう、この発音、無理矢理アルファベット表記するなら「Smo」だったんだね。

時にはややこしい外来語、けれど僕らが「英語」と呼ぶ言語に、豊かさや美しさを与えてくれているのもまた事実だ。

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